子供はぜんぶ知っている
この日曜日、5年ぶりに友人夫婦と再会しました。5年前と大きく違うのは、今や5歳になった女の子がいることです。年齢の割にとても落ち着いた子で、今の状況をしっかりと認識しているように見えました。以前、「これから生まれてくる子供たちは、自分の使命を知った上でこの世に生を受ける」という話を聞いたことがありました。私は好奇心を抑えきれず、その女の子に尋ねてみました。
「この世に生まれる前に、今のパパとママを選んできたの?」
すると、女の子はこう答えました。
「うん! パパはかっこいいから、ママはやさしいから、決めたんだよ」
やはりそういうことを覚えているんだ……と感心せずにはいられませんでした。続けて、もう一つ気になっていた質問をしてみます。
「この世界は、これからどうなっていくか、分かる?」
女の子の答えは、こうでした。
「うん! これから、すっごく楽しい世界になるよ!」
その言葉を聞いて、私は安堵の気持ちでいっぱいになりました。なぜなら現代社会は、地球環境を考えていない人が権力を持ってしまっているため、このままでは間に合わないのではないか……という懸念があったからです。でも、今の子供たちは知っているのです。この世界の未来は明るいのだと。いや、明るい未来を築くために、彼らはこの世に生まれてきたのかもしれません。
とはいえ、今の子供たちが成長するまでは、私たちの世代が踏ん張らなければなりません。今の子供たちが大人になって、私たちの世代からバトンタッチができるその日まで、私たちは現在の腐敗した社会に疑問を投げかけながら、植物を愛し、自然と共生する道を選び、示していきたい。あと20年はがんばらなきゃ、と思いました。
生まれる前の記憶を持つ子供たち
この女の子のように、生まれる前の記憶を持っている子供たちがいます。3歳前後の子供の中には、母親のお腹の中にいた時の記憶、いわゆる「胎内記憶」を持っている子がいるのです。
胎内記憶とは、母親のお腹の中にいた時の記憶のこと。子宮の中の感覚や、生まれてくる瞬間の体験などを覚えているようです。 中には、生まれる前にいた場所や、親をどうやって選んだのかなども話す子もいるとのこと。
胎内記憶は一時的なもので、成長するにつれてほとんどの子供が忘れてしまいます。 親が子供に胎内記憶について尋ねても、2度目は話してくれないことが多いようです。科学的にはまだ解明されていない不思議な現象ですが、子供たちは私たち大人が思っている以上に、深い世界とつながっているのかもしれません。
子供たちが教えてくれました。「未来は明るい!」ということを。明るい未来を望むことが、何よりも大事なのです。不安や恐怖に支配されてはいけません。私たちにできることを、一つずつ実践していきましょう。