日本の優良企業による無添加食品を紹介する連載、第4回は「永野万能焼肉のたれ」です。
最高の焼肉のたれを発見!
私が焼肉を食べる機会は、キャンプの時か、庭でバーベキューをする時くらい。また、外食で焼肉を食べることは皆無です。外食自体が少ないのに、焼肉は5年に1回あるかないかです(先月、まさに5年ぶりくらいに焼肉に行きました)。とにかく、焼肉とはあまり縁のない生活をしています。
ところが先日、普段あまり行かないスーパーの調味料コーナーを物色していたら、「無添加だけでなく、素材に徹底的にこだわった焼肉のたれ」を発見。こんな素晴らしい焼肉のたれがあるのなら、たまには我が家で焼肉をしてみようかな? と思ったのでした。
産地と素材に徹底的にこだわった、究極の焼肉のたれ
私に焼肉をさせようと思わせたタレとは、どのようなものなのでしょう? さっそく原材料を見てみましょう。
- 醤油(新潟県製造、広島県製造)
- 島ザラメ(鹿児島県製造、喜界島産)
- 玉ねぎ(国産)
- りんご(国産)
- にんにく(青森産)
- りんご酢(栃木県製造)
- 有機ごま
- しょうが(国産)
- レモン(イタリア産)
- 一味唐辛子(国産)
見てください、このこだわりの原材料を。メーカーがどれだけこだわって材料を集め、製造しているかが伝わります。無添加は当たり前、素材にも徹底的にこだわっている姿勢が、原材料の品目から伝わりました。
この焼肉のたれには、「国産」と書かれていますが、裏を返せば、国産の表記がない場合、「外国産」である可能性があるということ。小さなメーカーの場合は、書き忘れがあったり、細かく表記していないこともあるのですが、大手食品メーカーの商品は注意が必要です。加工食品でも、豆腐でも、納豆でも、大手メーカーの商品の原材料に国産と書かれていなければ、ほぼ外国産と考えて良いでしょう。
おいしすぎる焼肉のたれ
さて、この永野の焼肉のたれ。190gで400円は、市販の商品よりは高めですが、焼肉は高級料理ですから、これくらいの価格で良いと思うのです。
庭で炭を起こし、ちょっといいお肉を焼いて、このタレをつけて食べてみたところ……「うまっ!」思わず声が出てしまいました。素材が良いから嫌味がなく、添加物がないから余計な味が混ざっておらず、それでいて素材同士が絶妙に絡み合い、互いの旨みと風味を高め合っている。そんな印象のタレでした。
良質なお肉を炭火で焼き、良質なタレでいただく。これほど贅沢なことはありません。素材を選び、丁寧に調理すれば、お金をかけなくとも、高級焼肉店と同等の焼肉が食べられるのです。3,000円もあれば、自宅で最高の焼肉ができますよ。
安いお肉は、買わないのがマナー?
私は「安いお肉を買って、安い焼肉のたれをつけて食べる」という行為が好きではありません。それは、(大袈裟に聞こえるかもしれませんが)命への冒涜だと思うからです。なぜなら、安いお肉を食べるということは、劣悪な環境で育った牛・豚・鶏の存在を肯定するということです。考えすぎでしょうか? いえいえ。血の通う動物の命をいただくわけですから、最低限、これくらいは考えないと、同じ地球の生き物として、合わせる顔がないのです。
私は、どれだけお金がなくても、外国産のお肉や、安いお肉は買わないようにしています。それが、人としてのマナー(礼儀)だからです。劣悪な環境で育ったお肉が売れなくなれば、必然的に、一頭一頭を大切に育てる、善良な畜産農家が増えていくはずだと考えているからです。
肉食を減らすと体が軽く、たまに食べたときの感動が増える
お肉を食べる頻度は、相場がよく分からないのでアレですが、我が家は一般家庭の半分以下でしょう。食べる頻度を下げれば、胃腸が軽くなって健康になりますし、ときどき良質なお肉を買って丁寧に調理すると、毎回感動するくらいに美味しいのです。お肉は、たまに食べるから美味しいのですね。
日本人は基本的に穀物、野菜、魚を食べる民族ですから、魚食がDNAに合っていますし、そういう食生活のほうが地球環境にやさしいと思うのです。前回書いたように、ご飯、味噌汁、漬物を基本に、煮物や魚、そしてときどきお肉をいただく。これくらいのバランスで良いのではないでしょうか。
おいしい焼肉のたれの選び方
焼肉のたれは、スーパーに売られているものでも、意外と無添加のものが増えてきているように感じます。気をつけてほしいのは、以下の成分ですね。
- 調味料(アミノ酸)
これを使えばなんでもおいしく感じますが、味覚障害の元だと個人的に考えています。 - たんぱく加水分解物
これもコクや旨みを増すために使われていますが、得体が知れないので、大切な体に取り入れたくないですね。 - 果糖ブドウ糖液糖
あらゆる食品や飲料に使われていますが、果糖ブドウ糖液糖は、日本人の味覚をおかしくしてしまった犯人の一人だと考えています。食品メーカーは「果糖ブドウ糖液糖を入れないと、売れない」と言います。今は「果糖ブドウ糖液糖が入っていないと、おいしいと思えない大人」が増えています。大人の味覚が正常でなくなると、子供に本物の味を伝えることが難しくなります。私たちは、この現実に危機感を持たなければなりません。 - 増粘剤
どろっとするのは増粘剤の作用。私はこれが苦手です。喉に引っ掛かる感じがしますし、胃腸に負担がかかるので、どろっとさせなくてよろしい。
さて、今回も長くなりましたが、少しでも気づきや発見があれば幸いです。それでは、また次回。
商品情報
品名 | 永野万能焼肉のたれ |
名称 | 焼肉のたれ |
原材料名 | 醤油(新潟県製造、広島県製造)(遺伝子組み換えでない国産大豆・国産小麦使用)、島ザラメ(鹿児島県製造、喜界島産)、玉ねぎ(国産)、りんご(国産)、にんにく(青森産)、りんご酢(栃木県製造)、有機ごま、しょうが(国産)、レモン(イタリア産)、一味唐辛子(国産) |
内容量 | 190g |
製造者 | 株式会社永野 |
公式サイト | 公式サイトは発見できませんでした(あれば教えてください) |
商品価格 | 1本 400円くらい |
ご購入はこちら
一応、Amazonで購入できるようです。こんなに良いものを作っておられるのに、公式サイトがないのはもったいない……。公式サイトを作り、メーカー直販をすれば、それだけで少しは買ってくれる人がいる気がします。
iJAPANも同じですが、良いものを作っているメーカーは、宣伝が苦手であることが多いのです。だから私は、他社も含めて、良いものを作っている日本のメーカーの応援と宣伝を続けていこうと思うのです。